土木工事の流れは基本同じ！信頼できる業者の選び方も解説

 

土木工事を発注する際にはどのような流れで進めていくのかを知りたいでしょう。

 

全体の流れを理解していると土木工事業者との打ち合わせもスムーズに進みます。また、基本的な流れを押さえておくことで信頼できる業者を選び出すことも容易になります。

 

ここでは土木工事の流れを詳しく解説します。

 

土木工事の基本的な流れ

土木工事の流れは工事の内容によって多少の違いはあります。しかし、発注する側として基本的に流れは同じです。ここでは土木工事の一般的な流れを紹介します。

 

ヒアリング・打ち合わせ

土木工事を業者に依頼するときにはヒアリングから始まります。まずは業者に問い合わせをして、具体的にどのような土木工事をしてもらいたいのかを伝えるのが一般的です。

 

土木工事の範囲は広いので、道路工事や橋梁工事、下水道工事などの内容を説明して、実施可能性を協議します。

 

現地調査・現場確認

ヒアリングを終えたら実際に土木工事を実施する現場の調査を受けます。現地調査では実施可能性を検証するだけでなく、法令的に必要な申請があるかどうかも調査します。

 

申請業務が発生する場合には自社で行うのか、土木工事業者に代行を依頼するのかも打ち合わせをして決めることが可能です。

 

現場を見てもらって、想定している工事を実施できない場合には希望を実現するための方策を協議します。

 

土木工事内容の具体化と見積もり

工事内容の希望と現場の状況を業者が把握した時点で、土木工事の具体的なプランの提案を受けます。

 

土木工事の時程や費用についての概算の提案を受けて契約可能かどうかを検討する段階です。スケジュール感や予算感についてのすり合わせを行っていき、実現可能なプランに落とし込んでいきます。

 

契約・発注

土木工事の全体像ができた時点で契約に移ります。大枠としての計画や見積もりを受けて、納得できるまでは交渉を進めることになります。

 

スケジュール的にも予算的にも納得できる範囲に入るように交渉をしていき、お互いに納得できる形で契約して発注するというのが流れです。

 

施工計画の作成

土木工事の発注をしたらさらに具体的な施工計画を作成してもらいます。現地での測量や資料採取などを実施してもらい、工事図面を作成して提案を受けます。

 

詳細の打ち合わせをして、必要な資材の見積もりを受けて発注を依頼していくのが一般的です。契約後の施工計画の作成の段階で費用感が変わることもあります。

 

着工前にお互いに納得の内容に落とし込んで土木工事を始めます。

 

工事の着工・施工

土木工事の全体スケジュールが明確になり、資材の手配ができたら着工します。土木工事の施工はすべての必要な事項を業者に任せられます。

 

土木工事をするうえで近隣の住民に工事の案内をして理解を促したり、安全管理をしたりすることは業者にすべて任せられるので心配はありません。

 

一般的には土木工事の品質管理基準も設けていて、要件を満たす工事をしてもらえます。

 

工事完了の確認・引き渡し

土木工事が完了したら現地で確認をします。引き渡しのときには実際に行った土木工事の作業内容と結果の報告を受けます。

 

契約上の要件定義に合う工事が完了していることを確認し、法令などの申請や手続きが終わっていることを証明してもらったうえで承認をするのが基本的な流れです。

 

引き渡しを受けたら書面上の手続きをして土木工事の料金を支払ったら終わりになります。

 

土木工事の流れからわかる重要なポイント

土木工事の全体の流れがわかると業者選びの重要なポイントも見えてきたでしょう。ここでは業者の選び方として考えるべき点を簡単に解説します。

 

密な打ち合わせをしてくれること

土木工事業者を選ぶときには最初のヒアリングの時点で見極めるようにしましょう。話を丁寧に聞いてくれて、希望している土木工事を実現するために努力しようという姿勢を見せてくれる業者を選ぶのが大切です。

 

最初のヒアリングだけで土木工事の全体像を決められることはあまりありません。再度検討してみると不明点が出てきて問い合わせたいと思うことが多く、何度も打ち合わせをして最終的に具体的な施工計画ができます。

 

密な打ち合わせをして期待に応えようとしてくれる土木工事業者を選ぶと納得の結果になります。

 

具体的な施工計画を明示してくれること

契約の前に施工計画を具体的に明示してくれる業者は信頼できます。土木工事業者は契約後に具体的な施工計画を立てる形にしていて、契約前はあくまで大まかなプランを出すだけのこともあります。

 

しかし、契約したら費用が発生してしまうので、施工計画が納得できなかったときには不満が募ってしまうでしょう。契約前の段階で具体的な施工計画を立てて明示してくれる業者は信頼できます。

 

具体性が高いとあとから追加料金がかかることも少ないので、予算に合わせた施工を依頼することが可能です。

 

アフターサービスがあること

土木工事業者を選ぶときにはアフターサービスを重視するのがおすすめです。工事が完了して引き渡しを終えたら、もう一切手を付けないという業者もあります。

 

しかし、実際には土木工事をしてもらったあとに不具合が見つかることもあります。何か問題があったときにすぐに対応してくれるアフターサービスが整っていると安心です。

 

アフターサービスの充実度は業者によって大きく異なるので、土木工事を依頼するときには確認を取っておきましょう。

 

ヒアリングの時点でアフターサービスの状況を聞き、安心して依頼できる業者を選び出すのがおすすめです。

 

まとめ

土木工事では依頼したい工事内容の説明から始まり、現地調査を受けて施工計画の作成と提案を受けるというのが一般的な流れです。施工内容について詳しく打ち合わせをして、契約を交わして計画通りに施工してもらいます。

 

丁寧に打ち合わせに対応してくれて、期待する土木工事を流れに沿って提案してくれる業者を選ぶと大きな失敗はありません。

 

アフターサービスもあれば万が一のトラブルにも対応できるので、充実したサービスが整っている業者に土木工事を依頼しましょう。