和泉建設株式会社

ー土木工事の舗装工事とは?役割と流れをやさしく解説ー

土木工事の舗装工事とは?

土木工事の中でも「舗装工事」は、道路や駐車場、敷地内通路などの表面を仕上げる重要な工事です。普段は意識しにくい部分ですが、舗装の出来栄えひとつで走りやすさや安全性、静かさ、見た目の印象まで大きく変わります。土木工事の舗装工事は、単にアスファルトを敷くだけではなく、地盤づくりから排水計画、仕上げの品質管理までトータルで行う点が特徴です。

舗装工事は新設道路だけでなく、老朽化した舗装の打ち替えや、傷んだ部分だけを直す補修工事など、さまざまな場面で必要になります。ここでは、土木工事の舗装工事の役割や種類、一般的な工事の流れ、依頼時のチェックポイントまで、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。

舗装工事の役割と目的

舗装工事の一番の目的は、人や車が「安全で快適に」通行できる路面をつくることです。
・雨の日でもぬかるまず、滑りにくい路面にする
・荷重を分散し、道路や敷地が傷みにくくする
・段差や凹凸を減らし、歩行者や車椅子にもやさしい環境にする

さらに、騒音や振動の低減、排水性の向上、景観性のアップなど、用途に応じて求められる性能も変わります。土木工事の舗装工事では、こうした条件をバランスよく満たすように計画・施工が行われます。

土木工事における舗装工事の位置づけ

土木工事では、舗装工事の前に「土工事」「排水工」「構造物工事」などの下地づくりが行われます。そのうえに舗装層を重ねていくことで、長く使える道路や駐車場が出来上がります。
舗装は一番上に見える仕上げ部分であると同時に、車両の荷重を支える構造体でもあります。そのため、見た目だけでなく、下地を含めた構造全体をどう組み立てるかが、土木工事の舗装工事ではとても重要なポイントになります。

土木工事の舗装工事の主な種類

一口に「舗装」と言っても、素材や構造の違いによっていくつかの種類があります。土木工事では、利用目的や交通量、予算、周辺環境に応じて適切な舗装工法を選定します。ここでは代表的な舗装の種類と特徴を簡単に整理してみましょう。

アスファルト舗装の特徴

もっとも一般的なのがアスファルト舗装です。
・乗り心地がよく、工期が比較的短い
・維持補修がしやすく、部分補修にも向いている
・配合や厚さを調整することで、重交通や住宅地など用途に応じた性能を持たせられる

また、最近では騒音や水はねを抑える「排水性舗装」や「低騒音舗装」など、環境に配慮したアスファルト舗装も広く採用されています。土木工事の舗装工事でも、道路条件に合わせてアスファルトの種類を選ぶことが一般的です。

コンクリート舗装・インターロッキング舗装

アスファルト以外にも、次のような舗装が使われることがあります。
・コンクリート舗装:耐久性が高く、重交通やバスレーン、港湾施設などに向いている
・インターロッキングブロック舗装:デザイン性が高く、歩道や広場、商業施設まわりなどに多く用いられる

コンクリート舗装は施工に時間とコストがかかる一方で、長寿命で補修頻度を抑えられるメリットがあります。インターロッキングはカラーやパターンを工夫しやすく、景観づくりやゾーン分けにも活用されます。土木工事の舗装工事では、こうした複数の舗装を組み合わせて空間全体をデザインするケースも増えています。

舗装工事の一般的な流れ

土木工事の舗装工事は、「舗装を敷く」前後の工程がとても重要です。下地づくりや排水計画が不十分だと、短期間でひび割れやわだち、陥没などの不具合が発生してしまいます。ここでは、一般的な舗装工事の流れを順番に見ていきます。

事前調査・計画と下地づくり

まずは現場の状況をよく知るところからスタートします。
・現地の地盤の固さや水はけの状況を確認
・交通量や車両の種類、想定荷重を整理
・既存舗装の傷み具合や補修履歴をチェック

これらを踏まえて、路床・路盤の厚さや舗装構成を決めていきます。
施工段階では、路床を整形し、必要に応じて地盤改良を行い、その上に砕石などで路盤層をつくります。この下地部分の締め固めが不十分だと、表面だけをきれいに仕上げても長持ちしないため、目に見えない部分こそ丁寧な施工が求められます。

舗装の敷き均しから仕上げまで

下地が整ったら、いよいよ舗装の敷き均しに入ります。
・アスファルト合材やコンクリートを所定の厚さで敷き均す
・ローラーで締め固めて密度を高める
・勾配や排水方向を確認しながら仕上げる

仕上げでは、マンホールや排水ますとの高さ調整、区画線の塗装、車止めや縁石の設置なども行います。土木工事の舗装工事では、こうした細かな部分の仕上げも含めて「使いやすさ」や「安全性」を考えたトータルな施工が重要になります。

舗装工事で重視される品質管理とメンテナンス

どれだけ丁寧に施工しても、舗装は時間の経過とともに必ず劣化していきます。そのため、施工時の品質管理と、供用開始後のメンテナンスの両方をセットで考えることが大切です。土木工事の舗装工事では、長期的な視点で舗装計画が立てられます。

耐久性を高めるためのポイント

耐久性の高い舗装に仕上げるためには、次のようなポイントが重要です。
・適切な材料選定(アスファルトや骨材の品質、配合など)
・気温や施工時期に応じた施工条件の管理
・締め固め度合い、舗装厚のチェックなどの品質試験

これらを一つずつ確認しながら進めることで、想定した耐用年数を確保しやすくなります。目先の施工コストだけでなく、ライフサイクル全体のコストを抑える視点も、土木工事の舗装工事では重視されています。

定期点検と補修の重要性

供用開始後は、定期的な点検と補修が欠かせません。
・ひび割れやわだち、ポットホール(穴ぼこ)の早期発見
・コーキングや部分打ち替えなど、小規模補修の実施
・状況に応じたオーバーレイ(上乗せ舗装)や全面打ち替え

傷みを放置すると、雨水が内部に入り込んで路盤が弱くなり、一気に劣化が進んでしまいます。早めの補修は結果的にコスト削減にもつながるため、土木工事の舗装工事では「計画的メンテナンス」が重要なキーワードになります。

土木工事の舗装工事を依頼するときのポイント

最後に、舗装工事を検討する立場から、業者選びや見積もりのチェックポイントをまとめます。道路や駐車場は多くの人が利用するため、「安さ」だけで決めず、品質や安全性にも目を向けることが大切です。

信頼できる業者選びのチェック項目

土木工事の舗装工事を依頼する際には、次のような点を確認しておくと安心です。
・土木工事業や舗装工事業の許可を持っているか
・道路舗装や駐車場舗装など、類似工事の実績が豊富か
・現地調査を行い、舗装構成や排水などについて具体的に提案してくれるか
・安全対策や近隣への配慮についても説明があるか

こうしたポイントを押さえておくと、完成後も安心して使える舗装を実現しやすくなります。

見積もり・工期・アフター体制の確認

見積もりを比較する際は、金額だけでなく内容にも注目しましょう。
・路盤工や排水工など、下地の工事が含まれているか
・舗装厚や材料の種類が明示されているか
・工期や交通規制の方法が具体的に示されているか
・保証期間やアフター対応について説明があるか

土木工事の舗装工事は、完成してからが本当のスタートです。長く安心して使える舗装をつくるためにも、計画段階からしっかり相談できる業者をパートナーとして選ぶことが大切だと言えるでしょう。

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