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ー土木工事の工程をやさしく解説!流れを知れば工事がもっとわかるー


土木工事の工程とは?全体像をつかもう

土木工事の工程とは、工事を始める前の準備から、完成後の引き渡しまでの一連の流れのことです。道路や造成、排水設備など、どのような土木工事でも共通する基本のステップがあり、それぞれに役割とポイントがあります。全体像を知っておくことで「今は工事のどの段階なのか」「あとどのくらいで終わりそうか」がイメージしやすくなり、不安も少なくなります。発注する側にとっても、工程を理解しておくことは、業者との打ち合わせやスケジュール調整をスムーズに行うための大事なポイントになります。

土木工事の工程を理解するメリット

土木工事の工程をざっくりでも把握しておくと、さまざまな場面で役立ちます。
・見積もりの説明を聞くときに、内容の妥当性を判断しやすくなる
・工期や費用の相談をするときに、現実的なラインをイメージしやすくなる
・工事中に「今何をしているのか」がわかり、不安やストレスが減る
・近隣の方への説明もしやすくなり、トラブルの予防につながる
専門用語が多いイメージのある土木工事ですが、工程自体は決して難しいものではありません。順番と役割を押さえておけば、初心者の方でも十分理解できます。

土木工事の代表的な工種と共通する流れ

道路工事、宅地造成工事、排水設備工事など、土木工事には多くの種類がありますが、基本的な工程の考え方は共通しています。
・事前調査や設計を行う「準備段階」
・掘削や盛土、基礎づくりなどの「本体工事」
・舗装や外構、植栽などの「仕上げ工事」
・片付けや検査、引き渡しまでの「完了段階」
こうした流れを頭に入れておくと、どの土木工事でも「今はどのフェーズか」がイメージしやすくなります。

着工前の準備工程で行うこと

土木工事の工程は、現場で重機が動き出す前からすでに始まっています。着工前の準備がしっかりしているほど、その後の工事がスムーズに進みやすくなります。ここでは、一般的な土木工事で行われる主な準備工程について確認してみましょう。

現地調査・測量・地盤の確認

まずは現地の状況を正確に把握することが重要です。
・敷地の形状や高さを測る測量
・地盤の強さや土質を調べる地盤調査
・周辺道路や隣地との関係、既存の配管・電柱などの確認
これらの情報をもとに、どのような工事方法が適しているか、どこに注意が必要かを整理していきます。適切な地盤対策や排水計画を行うためにも、この段階は欠かせない工程です。

設計・施工計画の作成

現地調査の結果を踏まえて、具体的な設計図や施工計画を作成します。
・仕上がりの高さや勾配を決める
・使用する材料や構造の種類を選定する
・工期や作業順序、必要な人員・重機を計画する
この段階でしっかりとした工程表を作っておくことで、無駄のない段取りが組めます。発注者側も、工程表や設計内容を確認しておくと、完成イメージを共有しやすくなります。

近隣へのあいさつ・安全対策の準備

土木工事は騒音や振動、トラックの出入りなどで、どうしても周囲への影響が出やすい工事です。
・工事の概要や期間をまとめた案内を配布する
・騒音の出やすい作業時間を調整する
・仮囲い、フェンス、看板などの安全対策を検討する
といった準備も、重要な工程のひとつです。丁寧な事前説明があると、近隣とのトラブルを減らすことができ、工事をスムーズに進めやすくなります。

本体工事の主な工程とポイント

準備が整ったら、いよいよ本体工事がスタートします。本体工事は、土木工事の工程の中でも期間が長く、工事の内容がもっとも濃いフェーズです。ここでは、代表的な工程ごとに、どのような作業が行われるのかをわかりやすくご紹介します。

仮設工・仮囲い・仮設道路の整備

安全かつ効率よく工事を進めるために、まずは仮設工から取りかかります。
・資材置き場や現場事務所の設置
・フェンスやバリケードなどの仮囲いの設置
・ダンプや重機が出入りしやすいように仮設道路を整備
といった作業が中心です。この段階での工夫次第で、その後の作業効率が大きく変わってきます。

掘削・土工事(切土・盛土)

次に行われるのが、地面を掘ったり土を盛ったりする土工事です。
・設計通りの高さになるように地盤を掘削する
・不足している部分には土を運び入れて盛土する
・締固め(転圧)を行い、地盤を安定させる
土木工事の工程の中でも、特に重機が活躍する工程であり、安全管理が重要になります。雨が続くと土がぬかるんで作業が遅れることもあるため、天候も踏まえた工程管理が求められます。

基礎工事・構造物の施工

地盤が整ったら、擁壁や排水構造物、道路の基礎など、コンクリートやブロックを使った構造物の施工に進みます。
・型枠の組立て
・鉄筋の組立て・配筋検査
・コンクリート打設と養生
この工程は、完成後の強度や耐久性に直結するため、とても重要です。コンクリートが十分に固まるまでの養生期間も工程に含まれるため、焦らず時間を確保することがポイントになります。

舗装・排水設備・外構などの仕上げ工事

構造物ができあがったら、仕上げの工程に入ります。
・道路の舗装(路盤づくり、アスファルト舗設など)
・側溝や排水マスなどの排水設備工事
・フェンスや縁石、階段、スロープなどの外構工事
見た目に変化が出やすい工程なので、発注者としても完成イメージがより具体的に見えてくるタイミングです。色合いや高さなど、細かな点で確認したいことがあれば、この段階で現場と相談すると安心です。

工事完了までの最終工程

本体工事が終わっても、土木工事の工程はまだ残っています。片付けや検査、書類作成など、最後まで抜かりなく進めることで、安全で安心な引き渡しにつながります。ここでは、工事完了までの最終工程を見ていきましょう。

片付け・仮設物の撤去・原状回復

まず行うのが、現場の片付けです。
・仮設道路や仮設事務所、仮囲いなどの撤去
・残材や廃材の回収・運搬
・周辺道路や隣地の清掃、傷んだ場所の復旧
などを丁寧に行います。最後の片付けがきちんとしているかどうかで、工事全体の印象も大きく変わります。

検査・引き渡し・アフターフォロー

片付けが完了したら、発注者や行政による検査を受けます。
・設計通りに施工されているか
・強度や排水性能などが基準を満たしているか
・安全面に問題がないか
といったポイントを確認し、問題がなければ引き渡しとなります。引き渡し後も、万が一不具合が見つかった場合の補修対応や、経年変化に関する相談など、アフターフォローを行うのも大切な役割です。

土木工事の工程をスムーズに進めるためのコツ

最後に、発注者として土木工事の工程をスムーズに進めるためのポイントを整理しておきます。すべてを完璧にこなす必要はありませんが、いくつか意識しておくだけでも、工事がぐっと進めやすくなります。

事前の打ち合わせで優先事項を共有する

工程表を確認するときには、単に工期だけでなく「何を優先したいか」を業者と共有しておくと良いでしょう。
・とにかく工期を短くしたいのか
・近隣への影響を最小限にしたいのか
・コストを抑えつつバランスを取りたいのか
といった希望を伝えておけば、それに合わせた工程の組み方や工事時間帯の提案が期待できます。

進捗報告のタイミングを決めておく

工事中の不安を減らすには、こまめな情報共有が欠かせません。
・週に一度のミーティングや報告書
・天候不良で工程が変わったときの連絡方法
・重要な工程の前に現場で立ち会うタイミング
などをあらかじめ決めておくと、進捗の把握がしやすくなります。土木工事の工程は、発注者と施工会社が一緒になって管理していくイメージを持つと良いでしょう。

疑問や不安は早めに相談する

工程表を見ていて気になる点があれば、そのままにせず早めに相談することが大切です。
・この作業はどのくらい音が出るのか
・この期間は車の出入りに影響があるのか
・雨が続いた場合、どのように工程を調整するのか
といった素朴な疑問でも問題ありません。土木工事の工程をきちんと説明してくれる業者であれば、安心して任せられるパートナーと言えるでしょう。

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